彼という存在が、この世界に生まれ落ちたことと、同じ時代を生きられたことがうれしい。
自らの思いを表現することを肯定してくれた人。
彼に出会わなければ、私のアイデンティティは、今とは違っていた。
創造するという作業において、彼はとても先まで見えていた。
神様に指をさされて、『やる』ことを命じられたかのように。
何かを表現するときに、どうすればいいのか、色、形、音、動き、タイミング…それらの全てをわかっていた人。
どんな時も優雅さと知的な笑みをもって彼は彼で在り続けた。
大回顧展『David Bowie is... 』のオープニングのチケットが買えたので、日帰りで東京へ。
久しぶりに兄の元気な顔を見ることができました。
そして、私のHeroにも会えたのですが、「俺はついでだろう?」と笑う兄。
兄のNOY |
表現者である彼と一緒に何かを鑑賞することは非常に有意義なのです。
昔からよく一緒に美術館へ行きます。Paris、London、東京…そう言えば彼がフランスから帰国してすぐの頃、大阪で鋤田さんの写真展へも一緒に行ったのでした。今回、鋤田さんの撮ったBowieの作品も多く展示されていたので、懐かしく思い出しました。
私のHeroと |
Bowieの生前にLondonのV&Aで初開催された大回顧展は、チケット完売で行けなかったのが残念で、今回やっと日本で開催となったけれど、この1月8日で彼の死から一年。
本当の意味での回顧展になってしまい、哀しい。
でも、こんなにも愛に溢れた展示会は久しぶりでした。
ものごとは、そうなるようにしかなっていないのかもしれません。
ものごとは、そうなるようにしかなっていないのかもしれません。
自分の思いを表現することは、必ずしもいいことばかりとは限らない。
否定されたり、誤解されたり、色眼鏡や偏見などは避けられない。
だけど、私は思う。「一体それが何だ?」と。
彼らは私の何を知っているというのだ。
彼らが私の表現を否定したとしても、私という存在を変えることはできない。
変化を恐れる者は、変化できる者をうらやむ。
★
願いは叶う。
夜遅くに着いた新大阪駅で、ちょっとしたミラクルがあったのですが、それはまた別の機会にでも。
Happy birthday uncle David.
I love you forever and ever.
美しい時間たちをありがとう。
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