Thursday, March 09, 2017

My bones, my blood.

私がPilates というものに出会ったのが2012年の4月。
もうすぐ5年が経つのだと思うと、早いものです。
Bowieの『Five Years』が途端に頭の奥に流れ始めてしまいました。

自分自身のために始めたことを仕事にしようと決めて、家族や地元の小さな集会所でシニアの方々に教え始めたのが2013年の6月。ピラティス超初心者が年配の超初心者に教えるのですから、それはそれは大変でした。
今から思うと、申し訳ないくらい未熟な先生でした。
なんだかんだと頑張って続けてこれたのは、技術は未熟でも伝えたいことがあったからなんだと思います。そしてこの3月で「先生」も3年と9ヶ月になります。


何事も、3年くらいは続けるとやっとそのものの入り口から少し中へ入っていけるようです。ピラティスに出会ってから養成コースを卒業するまでの1年間はターゲットの筋肉や骨をうまく動かせ無い自分の身体の癖の修正に費やされ、ようやくきちんといろいろなことが意識できるようになったのは更にその1年後くらいだと思います。
それなので、気持ち的にはピラティスを「それなりにちゃんと」やり始めて3年くらいという感じです。


マットピラティスの養成basicコースのアシスタントを初めて務めさせて頂いたのが2013年の夏。ピラティスを教え始めて間もない頃でした。
その後何度か様々な資格講座のアシスタントをさせて頂き、basic plusコースのサブアシスタントを経て今回初めてメインアシスタントを務めさせて頂きました。
卒業式で、生徒さん達のコメント一言一言に自分のこれまでの思い出が重なって、初心に帰る機会を得ました。
ありがとうございました。


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人の骨細胞は3年くらいですべて入れ替わるそうです。
骨髄腔がつくりだす血が、私の身体の中を216km/hで駆け抜けて、私を強くしてくれている。
宙の星とつながる海から生まれた命は、陸上でも星とつながっている。
脊椎動物の4億年の記憶と共に、今ここで大地に立っている私。

舵を取っていこう。

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